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2007年1月15日 (月)

行くとし来るとし

♦2006年12月14日 神奈川県警は女性宅への住居侵入と窃盗の疑いで二人を逮捕
♦2006年12月15日 みどり市の郵便局強盗で44歳男性を別の強盗罪で前橋地検が起訴
♦2006年12月16日 連続郵便強強盗で3回目の逮捕
♦2006年12月19日 交差点で出合い頭に衝突事故
♦2006年12月21日 泥酔して書類紛失
♦2006年12月22日 かばんに隠しカメラを仕込み女性盗撮
♦2007年  1月4日 少年を平手打ちして軽傷を負わす
♦2007年 1月8日 交差点で出合い頭に衝突事故
♦2007年 1月11日 知人の女性への強制猥褻で逮捕
♦2007年 1月11日 酔ってタクシー運転手に暴行
♦2007年 1月13日 パチンコ店内で女性のスカートの中を盗撮

正月を挟んで1ヶ月の間に起きた何でもありのような不祥事だが、これが皆日本各地の警察官絡みの不祥事や事件だ。盗撮の25歳と33歳の巡査長、タクシー運転手と大げんかをした58歳の巡査部長。年齢も幅広い、治安を守る立場の人間が、こうも世の治安を乱すとは世も末か。これで模倣、流行の気配がするバラバラ殺人でも起れば、本当に何でもありになる。

息苦しいほどのがんじ搦めの規則に縛られる職務には、同じく自衛隊の人間も同じだが、自衛隊の場合、行動は個々人ですることよりも団体、集合で行うことが多くなる。一方、警察官は、街中へ出ると派出所など、小さな単位に分かれ、単純な最小単位のペアであったり、単独行動になることが多くなる。細かく厳しい規則に窮屈に縛られていた反動として、一気に開放感を味あうことになるだろう。それこそ普通の人間に戻る瞬間だ。普通の人間とは毎日新聞だねを供給する世間の人間たちだ。事件を起した後で、「そんな風には見えない普通の人ですよ」と言われる殺人を犯し、人を騙し、盗みをし、猥褻で、酒を喰らう普通の人だ。警察官だからといって変わった人種ではない。一瞬の気のゆるみが引き起こす犯罪につながるのだ。

昔のような泣く子も黙るお巡りさんはいなくなり、優しい弱々しいお巡りになり、逆襲を受けても簡単には返すことは禁じられ、ご丁寧な言葉にお優しい行動となる。余ほどのことがないと暴走族にも酔っ払いの暴言にも敬語を使った(肚の中は煮えくり返っている筈だ)対応が強いられる。それに育てられた親からは、甘やかされるか放任で、倫理や道徳は教えられてもいない。基本的な人間教育が何もなされていないで、警察官になってわずかな数年間にそれを学んでも人間性など身につくものではない。警察官だけが清く正しい生活を送ることを望んでも無理だろう。

まともな日本を取り戻すには、日本にこれから先があるのなら、100年、200年先の日本のために(軌道修正には必要な時間だ)、根無し草のようなお題目のグローバル化など必要ない、人の心の痛み、喜び、哀しみ、怒りが理解できる人間作りこそ必要だろう。

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