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2006年11月12日 (日)

自殺予告さわぎ

一通、続いて一通、重ねて5通の自殺を予告する文書が文部科学相に送られて来て、安倍総理も「日本にとり深刻な問題」と話した。

そして、最初に予告して来た11日と12日には特に郵便物の消印から該当することが懸念される学校も、監視態勢をとってことの成りゆきを見守った。幸いにして何事もなく該当する日時は過ぎて行こうとしている。

何か事が起これば大騒ぎする今の日本では政府、マスコミ、を先頭に、どっと後を追うような大波になる傾向がある。そして、続いては「人の噂も・・・」とやらで、次の大騒ぎの起こるのを待つ。見ていると、どうやら子どもたちのいじめも起きた結果だけを追いかけて、ああでもない、こうでもない、と騒いでいるようにしか思えない。

その辺りを冷静な目で 見ている石原東京都知事が、10日の定例の会見で、自殺を予告する手紙について「あんなものは大人の文章だ。理路整然としていて、私は違うと思う」と述べ、大人による悪戯の可能性が高いとの見方を示した。先に私も私の長男がいじめを受けたおり、「耳でも鼻でも噛み切れ」と教えたように*、石原氏もいじめに関しては「親が関与するべきではないか。私なんか、子どもに喧嘩をの仕方を教えた。たちまち相手を倒したら小学校で番長になっちゃった」と自身の子育て経験に触れ、その上で「自分で戦ったらいい。ファイティングスピリットがなければ、一生どこへ行ってもいじめられるのではないか」と語っている。全く同感だ。

このような中で小学生女児による「たかり」の連鎖が起こっている。たかりにあった女児が、同じたかりを他の7人に混じってやっていたことが分かった。北九州市八幡東区の皿倉小学校(児童数519人)で、5年生の女児(10)が同級生らに頻繁に金をたかられ、多額の現金を渡していたことが分かった。被害額は少なくとも十数万円に上ると見られている。

同市教育委員会によると、9月26日、被害女児の両親から学校に相談があったことから、教頭らが保護者や児童に事情を聞き、5、6年生の複数のグループ計8人が、繰り返し現金を渡すように女児に要求していたことがわかった。

女児は両親の財布や自宅金庫から現金を持ち出し、1回に数千円から1万5000円を渡していた。被害額は7月以降だけで十数万円に上っている。女児の両親は「4年生の時からたかられていた」と訴えているというが、5年生になるまでの長い間、子どもが金を持ち出すことを止めさせる働きかけをして来なかったのだろうか。普通の生活をしている家庭で財布から数千円、或いは1万円以上の金が消えれば気がつくはずだ。

学校の調査の過程で、5年生の別の女児(11)も男児2人にたかられ、計3万円を渡したことも判明したが、この女児が最初に記した他の7人に混じって10歳の女児に金を要求していた子だ。やられてやり返す、これじゃ、親に相談もできなかったのは当然かも知れない。

*参照「いじめ 1」06/10/31

【追記】
夕刻、テレビがたかり事件のあった皿倉小学校の校長が、自殺(と思われる)していたことがわかった、と報道した。たかりのあったことを知っていたが、単なる金銭トラブルの認識しかなかった、との報道による譴責に耐えられなくなったようだ。死んで責任が取れるのだろうか、呑気なものだ。

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