人工妊娠中絶 過去最少
毎日新聞から
全国で昨年度実施された人工妊娠中絶件数が、記録が残る1955年以降、初めて30万件を切り過去最少となったことが、厚生労働省の保健・衛生行政業務報告で分かった。
母体保護法で都道府県知事への届け出が義務付けられている妊娠22週未満の中絶件数が対象になっている。実施件数が極く少ない50歳以上を除くと、すべての年代で前年より減少した。特に若年層で減少率が大きく、
20歳以上は減少率が0・2〜3・7%なのに対し、
20歳未満は13・3%減少、
15歳未満では32・5%も減少している。
人工妊娠中絶件数・年次.年齢階級別(保健・衛生行政報告)
平成15年度 平成16年度 平成17年度
( 件 数 )
総数 319831 301673 289127
15歳未満 483 456 308
15歳 1548 1274 1056
16歳 4795 3875 3277
17歳 7915 6447 5607
18歳 11087 9747 8236
19歳 14647 12946 11635
20歳未満 40475 34745 30119
20〜24 77469 74711 72217
25〜29 66297 61881 59911
30〜34 63923 61628 59748
35〜39 48687 46878 46038
40〜44 20950 20067 19319
45〜49 1853 1666 1663
50歳以上 28 16 28
不 詳 149 81 84
妊娠中絶を年齢階級別でみてみると
実施率(女子人口1000対)
平成2年 平成12年 平成15年 平成17年
総数 14・5 11・7 11・2 10・3
15歳 2・4 1・7
16歳 7・3 5・3
17歳 11・8 8・7
18歳 15・7 12・5
19歳 19・9 17・2
20歳未満 6・6 12・1 11・9 9・4
20〜24 19・8 20・5 20・2 19・6
25〜29 19・7 15・4 14・8 14・5
30〜34 25・4 14・5 13・3 12・3
35〜39 22・7 13・2 11・6 10・6
40〜44 10・3 6・2 5・4 4・8
45〜49 0・8 0・5 0・5 0・4
15歳から49歳の女子人口1000人当たりの人口妊娠中絶率も10・3と過去最少となった。
20歳から24歳では19・6と最も高く
20歳未満では9・4だった。
中央大学経済学部の大淵寛教授(経済人口学)は「少子化が続いている中、最も出産し易い年齢の女性の人口そのものが減少しているのが、大きな要因ではないかと」と指摘している。
それだけではない、中絶実施率の総数では15年前の14・5から10・3と大きく減少している中、15歳からの合計、20歳未満では平成2(1990)年の6・6を大きく上回ってから少しも減少していないのだ。大淵教授のいうように、絶対数の減少は少子化の影響を受けていることも考えられるが、相変わらず年少者の性の乱れは続いていると見なければならないだろう。
日本では中絶は、母体保護法で知事への届け出が義務付けられているとはいえ、母体への危険がある場合と、暴行や脅迫、またはレイプされて妊娠した場合のほかは中絶できないことになっているが、実際の中絶は無責任な性交渉の結果が殆どであり、簡単に医者の門を叩く、医者も金儲けで簡単に掻き出す。日本では人工中絶は無法化している。
アメリカ辺りでは中絶を女性の権利として争った裁判もあるが、結局は暴行や脅迫、レイプ、近親相姦による妊娠の中絶も認めないとしたままだ。(記事参照)
中絶天国日本!ばんざい!。
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