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2006年11月14日 (火)

今は昔のはなし 2

秋田・男児(4歳)の殺人容疑で母(31歳)と交際相手の男性(43歳、畠山博・県立大館高校非常勤技師)が逮捕された。色の道に走った母によって邪魔者扱いされた結果の殺人だ。

進藤(母)容疑者は昨年の12月ごろ、子どもを連れて秋田県潟上市から現在の自宅(秋田県大仙市大曲住吉町)に移り住み、50代の会社員(新潟県中越地震の復興工事で長岡市に長期出張)と同居を始めた。進藤容疑者は、同居の男性の留守の間はほとんど子どもと2人で暮らしていた。

普段はおとなしく目立たない母親だったようだが、子どもの顔には青あざがついていたり、自宅からは毎日のように鳴き声が聞こえたという、近所の人の話もある。保育園に通わせ、送り迎えはよくしていたようだ。帰宅後は2人で犬を散歩に連れ、親子手をつないで歩く姿を見た人たちは、仲のよい親子と映っていたらしい。この一方では複数の住民が、母親が日頃から子どもを虐待していたと指摘するものもいる。ごく近所に住む男性は、「母親が子どもを叱る声をよく聞いた」「今時の母親としてはよく叱るな、と思っていた」と話している。

どこまでを虐待と見るのかは、端からでは何とも言えない。前に取り上げた隣家の奥さん、旦那と別れて(?追い出してだろうと、思うが)1年もしない内に女児を産み、翌年、翌々年と続けさまに女児を産んだ。先の旦那の女子は、わが家にも上げて可愛がった子だが、中学生になって高校受験を目指しながら妹たちの面倒をよく見ている。というよりも母親の怒鳴り声が喧(かまびす)しい。兎に角声がでかい。妹たちも走り回るちびっ子になった。鳴き声も響く。妹たちの面倒を見るのは当然とばかりに学校から帰りつくなり、大声が響き渡る。1、2年前まではただ黙って従っていたが、今では母親に食って懸かる娘の声が混じるようになっている。例えば事件が起こって聞き込みが来たとしても、私は虐待があったとは話せない。隣家であろうと他人の家の事、軽々しく口にはするまい。

どのようなつながりがあった人なのか、今回の聞き込みの近所の人や、住民であろうと、絶対に悪意がないとは言い切れない。進藤容疑者は10月23日朝、秋田に来ていることを保育園に連絡してからあと、同日夕方、大仙市内の「道の駅」で子どもと一緒にいるところを目撃されて以降、足取りが途絶えていた。

調べに対し、母親は「午後5時頃、秋田市から帰宅し、夕食の準備をしていたが、5時半頃子どものいないのに気づいて、110番通報した」と説明していたが、死体発見の現場の状況に不自然な点が多いことから任意で情報を聴いていた。その後の調べで進藤、畠山両容疑者は、10月23日午後4時頃、大仙市北楢岡の駐車場に止めて密会中に、うるさくする子どもが邪魔だとして、(畠山容疑者が唆せたとの報道もある)子どもの頭や顔を殴り、口を塞ぐなどした上、同5時頃、自宅から約400メートル離れた農業用水路(幅2メートル、深さ74センチ)に放置したまま窒息死させた疑いがある。

そっくりだ、この春に同県で起こった連続幼児殺人と余りに似ている。春の事件は母親の畠山(33歳)が、交際中の男を部屋に上がらせている間、邪魔な女児を外に放り出し、密会を重ねていた。今回も車の中での逢い引きに、邪魔になると娘を黙らせるために頭部を殴って殺す。畠山の方は決まった夫は居ないだけ、昨日の新聞投書への回答から判断すれば、恋愛は自由、ということになる。娘が邪魔になるだけだ。しかし、今度の女は、同居の夫(?)は震災地の復興工事のために長い間家を留守にしている妻の立場だ。栗原美和子流に言えば、絶好のチャンス到来だ。知らぬが佛の夫に話す必要もなく、大いに恋愛を楽しみなさい、ということになる。しかし、ここにも邪魔になる娘がいた。

どのように説明をしようとどちらも女の性(さが)で癒されない身を男に委ねたものと見る以外にないだろう。それを手に入れるためにはたとえわが子であろうと邪魔になれば抹殺することに躊躇しない。時代が変わればこうもモラルは脆く崩れるものか。たった半世紀前、戦争に命をかける男たちがぞくぞくと戦場へ駆り出されて家を留守にした。夫や恋人たちがいなくなった。内地に残った女たちは夫や、男のいない家を、そして恋人を送りだした女たちは操を誇り高く守り、無事の帰還を祈った。単純に時代が違う、とだけで済まされるものではない。

いい気になるな、と言われかも知れない、そんなのは封建時代の男尊女卑の名残り、いや、そのものだと。
今日の毎日新聞に、例の石田衣良の「白黒つけます」が格好の話題を提供してくれた。曰く、結婚後の恋愛はあり?か なし? かと。今は昔のはなし はまだ続く。

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