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2006年11月 1日 (水)

いじめ 2

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 冬の花山茶花を
     見上げて咲く朝顔


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 (蕾をいっぱい持って)
 クローズアップ
  

毎日新聞(11/1)から
岐阜・中2自殺の問題で、これまで「自殺に結びつくいじめの事実なかった」としていた同市教育委員会と同校は、市役所で記者会見し「少女の気持ちを汲み取れば、いじめと認めざるを得ない」と正式に認め、少女の遺族に謝罪した。

謝らせたこれから、少女の両親はどのように行動するつもりだろう。名前が明記されていたクラブのチームメイトの両親も、自殺した少女の自宅を訪れて、自分たちの娘によるいじめが少女の自殺につながったことを認め、謝罪した、とある。

本名を書かれては逃げ隠れするわけにはいかなかったのだろうが、どうしてマスコミは校長たちの写真は発表して、こちらを出さないのか。校長たちはいじめ事件では脇の人間だ。彼らが知らなくて当たり前のことだ。いじめがあったかどうかを知らされるだけだ。直接関与したのは名前を書かれた四人のチームメイトだろう。チーム競技で大事なのは「和や協調」(頭も悪いのだろう4人には理解できなかったのか)であるはずだ。個人的には彼女たちの両親の顔など隠す必要はない。ただ産み落としただけで人に優しくすることすら教えていない親たちだ。庇う必要などまったくない。マスコミの前で謝罪するべきだ。

万物の霊長と言って人間が1番偉いとする考えは何時頃生まれたのだろう。人間もただ生まれただけでは下等動物と何も変わらない。社会的動物である人間とはいえない。成長して人間らしく生活できるための最も基本的な教育として、乳幼児の段階から成長するに応じた教育をするのが家庭教育という社会の最小単位になるのだ。言葉や生活習慣、コミュニケーションなど生きて行く上でのわざ(技術や躾け))を援助してやることが、家庭教育として親に科される責任だ。

今、いじめ問題に苦しむ教育現場では、民主党の渡部恒三前国会対策委員長(74)も口にしたこともある江戸時代、会津藩の子供たち(6歳〜9歳)の「什の掟」なる規律、規範に注目し、問い合わせが集中している現象が起きているという。「什」(じゅう)は「十」のことで古代の中国の軍隊は10人を1組としたことでつけられた。以下のような内容で書かれてある。

一. 年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
二. 年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
三. 虚言を言ふことはなりませぬ
四. 卑怯なる振る舞いをしてはなりませぬ
五. 弱いものをいぢめてはなりませぬ
六. 戸外で物を食べてはなりませぬ
七. 戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならむものです

現代っ子が見れば吹き出すような内容も含まれている。戸外での物食いは、子どもに限らず何処でも見受けられ、戸外で女性と会話することを禁じられれば、手を繋いだり抱き合っている若者たちをどう処理すればいいのか。それより何より何故この「什の掟」が注目されるのか。問い合わせに忙しい教育現場の人間たち、ものの本質が何も見えていないのか。この「什の掟」は封建制度の武士社会を維持するための掟なのだ。君主への忠義を目的に、子どもの頃からの洗脳教育を施していたのだ。歴史に歴然として残っているではないか。あの有名な飯盛山の白虎隊だ。炎に包まれる若松城を最後に目にしながら、年端も行かない少年(15歳から17歳)武士が、お互いの胸を突いて自刃して行った戦争だ(戊辰戦争)。君に忠の典型ではないか。“卑怯なる振る舞いをしてはなりませぬ”は東條の言った生きて虜囚の辱かしめを受けず、に通ずるものではないか。

「什の掟」が教師たちの求める規律ならば、明治の教育勅語もまた同じことを説いた規範ではないか。「爾(なんじ)臣民父母ニ孝ニ兄弟(けいてい)ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ(じ)恭倹(きょうけん)己(おのれ)ヲ持(じ)シ博愛衆ニ及ホ(ぼ)シ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以(もっ)テ知能ヲ啓発シ徳器(とっき)ヲ成就シ進テ(んで)公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ国憲ヲ重シ(んじ)国法ニ遵ヒ(したがい)一旦緩急アレハ(ば)・・・・」と。これが教育の淵源(えんげん)とされたのだ。現在教育勅語が問題外とされるのは、会津藩とも共通の滅私奉公の精神なのだ。教育勅語がいけないのなら、「什の掟」もまた、退けなければならない規律ではないのか。何故いまこれを欲しがるのか理解に苦しむ。

家庭教育を受けていない現代っ子たちは、勝手とも思えるメッセージを大人に突き付ける。
(広島県教育委員会指導第三課)いじめの問題のホームページより
 わたしのSOSに気づいて
 わたしの話を聞いて
 わたしに勇気を与えて
 わたしに生きるすばらしさを教えて
 わたしに気づかせて
これらのことは、おとなに聞く前に家庭で親に聞いておくべきだ。それほど今の親たちはわが子への教育をしていないのだろうか。「子は親の背を見て育つ」とは古くからの教えだ。それを言えば、今背中を見せて歩ける親が少ないのも現実だ。子が目を背けることの方が多いのだから。

母子家庭、父子家庭、核家族、共働きなど、家庭の難しさはあるが、生きる力の源泉、心の居場所は家庭にある。何でも話し合える家庭、人間としてのあり方や生き方、周りの人への配慮心遣いなど、団欒の中に躾ける厳しさを持ってわが子を守る親の真剣さを伝えることが大切だ。

参照「心の傷」06/05/25
参照「中2少女殺害」06/04/30
参照「小5男児自殺」06/03/21
参照「キレる小学生」05/09/26

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七田式で右脳開発へようこそこういうのはイジメ、もしくは「イジメを助長する行為」とは言わないのかな? http://www.youtube.com/watch?v=W6GowET2vGs お笑いなら何でも許されるわけではないし、そもそも、なにも面白くないぞ。これを笑っている人間の神経が... [続きを読む]

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