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2006年10月24日 (火)

アメリカが強い味方に

北朝鮮さまさまに続いて正統派の心強い味方が現れた。「日本の軍事力貢献不十分」と言い切るクラウチアメリカ大統領副補佐官(国家安全保障担当)だ。

彼は23日のワシントンでの講演で、日本の軍事面での国際貢献が十分ではないとした上で、自衛隊が海外で展開できる能力を強めるよう求めた。北朝鮮の核実験に対する国連制裁決議を受けて行われる貨物検査では、関係国が情報を共有する環境を築くことが当面は最も重要だと指摘している。

クラウチ副補佐官は、イラクへの部隊派遣など、対テロ戦争での自衛隊の貢献を高く評価する一方で「日本の世界的な国益と潜在力からすれば、まだ控えめだ。世界第2の経済力を持つ日本だが、紛争地域に安全をもたらす能力は非常に低い」とした上で「日本が部隊を海外に展開できる能力を高めるよう努力することを望む」と訴えた。彼は、ホワイトハウスの国家安全保障担当者ではハドリー補佐官に次ぐナンバー2だという。

憲法を改定してでもアメリカの意に添うことを願う現政権にとって、嬉しい限りのコメントになった。衆参議員総員の三分の二の賛成が危惧されるため、これも改定して二分の一でいいことにしようとも企んでいるのだ。そのためには、郵政民営化造反組の12人の復党をも容認し、数の確保に躍起の姿勢を見せ、着々と体制固めの準備を進めている。どうせ改正するなら国民投票にするべきだろうと思う。世界に類を見ない戦争放棄を謳った憲法だ。今、世界遺産に登録などと、遺物扱いにしようとの考えを吐く人間もいるが、決して遺物なんかじゃないことを認識するべきだ。

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