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2006年10月30日 (月)

改正容器包装リサイクル法 来年4月施行

買い物をすれば無料でもらえたレジ袋にお金を払う時代がすぐそこに来ている。ごみを減らすため来年4月に施行される改正容器包装リサイクル法*は、一定規模以上のスーパーやコンビニエンスストア、百貨店などの小売店にレジ袋の削減目標を報告させ、進み具合次第では罰則も科す、というもの。日本国内で使われるレジ袋は年間300億枚、30万トン。「排出量削減の特効薬」とされる有料化の取り組みだ。

 *改正容器包装リサイクル法
07年4月の施行から1年後の08年4月までに、具体的なレジ袋削減目標を国に報告するよう義務づける。進捗状況が遅い場合、勧告を出し、従わなければ業者名を公表する。それでも従わない時は是正命令を出し、命令違反には50万円以下の罰金を科す。報告義務のある子売業は、年間レジ袋排出量が50トンを超す全国750社程度で、排出量全体の約9割を占める。

東京都内で80店舗を展開する「コープとうきょう」は、90年代から店内に代金箱を設けてレジ袋を販売してきた「有料化」の草分け的存在である。「コープとうきょう上井草店」は、売り場面積およそ900平行メートルほど。日本生活協同組合連合会加盟の1100店舗中の中規模の食品スーパーである。客の約7割が自宅から持って来る布製のバッグに詰め込み、後の人たちがレジ袋販売の箱に金を入れて新しいレジ袋を取り出している。レジ袋は1枚5円。

同連合会の05年度の調査によると、1100店舗のうち、レジ袋を有料化しているのは、「コープとうきょう」のほか「コープかながわ」「コープしずおか」など441店で全体の約4割。この他にレジ袋を無料にし、5円程度の募金を呼びかける方式の店(76店舗)や、レジ袋を使わない客にスタンプやポイントで代金分を還元する方式(199店)などがある。

各店舗で採用した方式で05年度と比較したデータでは
1. レジで袋を手渡しして代金をもらう 91%
2. 有料化で代金箱を置く       72%
3. 募金方式             41%
4. 還元方式             25%
となっている。この結果から同連合会環境事業推進室は「(レジ袋の削減に)より効果があるのはレジで代金をいただく方法だが、客足が遠のくのではないかと二の足を踏む店も多い」と話している。

因みに我が家で行きつけのコープは上の 3. にあたる店だが、今まで通っていて5円玉を入れる客を見たためしがない。小心者の私にはとてもまねの出来ない凄まじさで、老いも若きも男も女も次から次に袋を取り出して、まだまだ入れられる余裕を残し、何袋もぶら下げて店を後にして出て行く。さらに小袋は手首にぐるぐる巻き付けて何十枚もお持ち帰りになる。私と妻はずっと前から布袋愛用の買い物をしているが、稀に外出先からの帰宅途中での買い物もする。そのように事前に用意していない時には、以前にも書いたことだが“真面目の前に余計な2文字がつくやつ”、と言われた私は、きちんと募金は済まして手に入れないと後ろめたい。

コープの他にも自治体がスーパーと協定を結んだり「サミット」、スーパーが直接住民と協力する動きもある。スーパー最大手のイオンは「ジャスコ東山二条店(京都市左京区)」で来年1月からレジ袋を1枚5円で販売計画だ。これら有料化への取り組みの例としては、
                     (1枚の販売額)
 導入済み 「オーケー」(本社東京大田区) 6円
 導入済み 「カスミ」(本社茨城県つくば市)5円
 導入済み 「サンディ」(本社大阪市淀川区)10円
 導入済み 「つるかめランド」(東京都港区)1円
 導入済み 日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区)5〜10円
 導入を決定「イオン」(本社千葉市美浜区) 5円
 導入を決定「サミット」(本社東京都杉並区)5円

一方、コンビニや百貨店は包装の簡素化や、買い物客への呼びかけでレジ袋削減を目指し、有料化には消極的な傾向が目立っているという。全国96社でつくる日本百貨店協会は、10年までに包装紙とレジ袋を00年度比でそれぞれ25%程度下げるのが目標で、04年度の売り上げ1億円当り排出量は包装紙で24%、レジ袋で25%の削減を実現させたとして「目標は達成しつつあり、有料化は考えていない」と言う。

ここでまた、役人の好きな海外との比較が持ち出されるのだが、ドイツ、アイルランド、韓国などで法律や税によるレジ袋有料化を導入し、6割から9割以上の削減率を示しているという。日本でも内閣府が05年9月に行った面接アンケートでは、回答した約2000人のうち55%がレジ袋の「無料化の禁止」に賛成し、反対は22%にとどまった。

なんというややこしい質問をしたことか、面接までしての「有料化」に反対か賛成かではない。中学時代、英語のyes,noが日本語のいいえ、はい、と逆に訳される使用法で混乱した以上にややこしい。質問された側の頭を混乱させておいた上で、自分たちの主張を正当化しようとするのも余りにも役人らしい。

最後に、小林紀之日本大学教授(環境法)は「企業が削減目標をきちんと実行するかどうかに消費者の視線が注がれていることを認識し、しっかり対策を練ってほしい」と話したとある。この学者は消費者が如何にいい加減なものか知っているのか、殆どの人間が、ただほど安いものはない式に、だらだらとレジ袋を消費するのを知っているのか、消費者の良識に任せておけば、店の袋などすべてあっという間に消え失せるのが落ちだ。そうでなくても店に並んでいる商品まで万引きする輩が増加の一途を辿っているほどだ。それほど今の日本人は悲しいことだが守るべき道徳も良識も、ルールも持っていない。
この程度の学者の戯言で、改正容器包装リサイクル法の意義を説いて欲しくない。

参照「レジ袋の有料化」05/12/30/

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