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2006年10月13日 (金)

ビール類出荷減少

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 コマチ(小町)草

 揚羽は少しもじっとしていてくれない、何枚かシャッターを切ったが、使用に耐えられるのはたった一枚だった。




国際的な事件勃発で飲酒運転記事がやや低調だが、それでも酒飲みたちは新聞紙面を飾るためのように、欠くことなくあちこちで掴まっている。これだけマスコミでも取り上げられると、酒をつくりジャンジャン飲んでもらわねば困る業界には影響が現れたようだ。

ビール酒造組合などが12日発表した主要5社のビール類(ビール・発泡酒・第3のビール)の総出荷量は、前年同月比4・7%減の4095万ケース(1ケース=大瓶20本換算)で、統計を取り始めた92年以降で過去最低を記録したらしい。

飲食店への出荷が多いビールの出荷量も過去最低になった。悪天候に加えて福岡県の幼児3人が犠牲になった飲酒運転事故をはじめ、全国に目立った酒の上の事故が頻発し、連日賑やかに報道されたこことも影響したとみられる。

出荷量を酒類別にみると、
 ビールが前年比 8・5%減 2095万ケース
 発泡衆が 同  7・8%減 1114万ケース
 第3のビール  10・8%増  886万ケース

ビールの減少幅が発泡衆を上回るのは昨年2月以来で、外食産業を中心に飲酒運転に対する防止策を強化したことが影響したようだ。一方、今年1〜9月のビール類の業界シェアーは、首位キリンビールが38・0%で変わらなかったが、2位はアサヒビールの37・3%で上半期よりも差が広がった。

飲酒運転は止めましょう、飲んだら車には乗らないようにしましょう、といくら声を上げても無くならないのが飲酒運転。酒飲みの耳にはどう言っても届かない。酒を飲むことが悪いのではないが、酒が麻薬と変わらない飲み物であることを自覚している人間がどれだけいるのだろう。とは言っても、1920(大正9)年からおよそ14年間続いたアメリカの禁酒法は、密造、密輸の抜け道で、アルカポネ等のマフィアの跳梁を許す結果を招くことになっただけであった。前にも書いたが、製造も、輸入も、家庭でも、酒を絶たない限り、日本から飲酒運転はなくならない。少しでも飲酒運転事故を減らすには、厳罰と、絶えまない警告、誇大広告を止めさせることだ。ビール類の出荷の減少は、現在の世情からは当然のことで、酒飲みの目が醒めるまでは仕方ないだろう。

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コメント

飲酒運転を減らすため、指名ドライバーという考えを広めています。
http://ameblo.jp/designed-driver/
お酒を売る人も、飲む人も、飲まない人も参加できる飲酒運転対策です。
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投稿: LGP | 2006年10月13日 (金) 21時04分

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