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2006年10月22日 (日)

危機一発、だがしかし

北陸信越運輸局石川運輸支局は20日、道路運送法違反の疑いで同社に立ち入り監査をしていた。

金沢市のバス・タクシー会社「ケイ・エス」が、同市から小松空港(石川県小松市)まで運行する乗合いタクシーで、眠気を訴えた男性運転手(60歳)の代わりに、乗客の一人が運転していたことが分かったものだ。
同支局によると、タクシー(定員10人)は14日午前7時ごろ、乗客4人を乗せて金沢市を出発したが、運転手が途中で眠気を訴えたという。「運転が心配だ」との声が上がり、乗客の男性が運転手に申し出て、空港までの残りの約20キロを運転したものだ。

眠気を催した運転手が、申し出ずに我慢してそのまま車を右に左に走らせて、どのような事故に遭遇するかを考えれば、乗客も生きた心地がしなかっただろう。60歳の年齢は、持病でもないかぎり運転が苦痛になることはないだろう。午前7時はシフト制を布いていても、普通の生活をしていればタクシーは一日の始動の時間になるだろう。運転手にも余程の事情はあったのだろうが、タクシー運転手の勤務時間帯のことを多少とも知っていれば、客は眠気を訴える運転手の車に乗り続ける勇気はないだろう。運転の交替を申し出るのも納得がいく。だがしかし、そこには法律の壁があることを忘れた行為となってしまったようだ。

タクシー運転手の資格は一般の普通乗用車が運転できる上に、警視庁・公安委員会の管轄する普通第2種運転免許が必要とされ、厳しい資格が課せられているのだ。
 21歳以上で
 普通一種免許を受け、かつその期間が3年以上の実務を有し
 適性試験、技能学科試験の内容も、普通免許よりも高度なもの
 特に、学科試験は道路運送法に決められた、旅客自動車運転の心得を含む内容
などを取得して、始めて人を乗せることが可能になるのだ。眠いから、と運転を代わった運転手は法の履行義務の違反行為であり、事業主に対する背反行為でもある。

また、タクシー運転手に代わって空港まで運転して行った乗客の一人は、無資格運転となり、明らかな法律違反になる。いま盛りの飲酒運転で、飲酒の事実を知りながら同乗した人間同様の、法の適用をするとなれば違法運転者の車に同乗した友人たちも同ようの罪となるのだろう。

誰でもこの場に居合わせていれば、死ぬことになるかも知れない危険に巻き込まれるよりは、運転ができる人ならば、同じように代わって運転するのは間違いない。

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