高齢運転者に認知症検査
本日夕刊から
警視庁は12日、高齢運転者の認知症の有無などを判定する簡易検査の実施概要をまとめた。高齢化の進むに従って高齢者の自動車事故が増え続けている。2010年には高齢運転者は約1400万人と見られ、これ以上事故が増えるのを防ぐ対策が急がれている。
高齢者に多い漫然とした運転による横断中や出合い頭の事故、スピードの出し過ぎよりも単純な操作ミス。ペダルの踏み間違い。全体の死亡事故は減少しているのに、高齢者による死亡事故は増えている。現行道交法で実施されている免許書き換え時の高齢者講習は私も昨年受講して来た。
参照「高齢者講習」05/10/01
参照「高齢運転者と認知症」06/02/04
従来の高齢者の免許更新時に年月日や時間を尋ねる簡単な質問や、イラストを使った記憶力テストなどを行い、本人の過去の事故歴などを参考にして認知症の有無を検討、専門医の診断などを経て、認知症と診断されれば、免許証の取り消し、停止などの処分を行うことになる。今月の18日に初会合をを開く有識者懇談会で検査の対象年齢など細部を詰めたうえ、年内に結論を取りまとめることになる。
私の昨年の講習の結果からはまだまだ運転できるとは思うが、免許期限の平成20年は私もそろそろ免許証の返上の頃と考えている。どんなに自身大丈夫と考えていても、体の柔軟性は若者並みだが、走り、飛び、跳ねることの肉体的な衰えは間違いなく押し寄せていることは、日常生活で悟ることが多く出てくる。生きて来た知識や知恵とは違うことを知る。
検討されている検査は、20分間のペーパーテスト式で、年月日や時間を答えさせたり、イラストを見せて、一定時間経過した後に再び尋ね、記憶力を問うなどの内容になるようだ。検査には免許試験場の職員も立ち会う。
検査の総合得点により高齢者を
「認知症の疑いのある者」
「認知症に至らないが認知機能が低下している者」
「認知機能が低下していない者」
の3区分に分類する。
さらにこの検査と過去の事故歴などから認知症の疑いがあるとされた高齢者には、専門医の診断を経て、道路交通法に基づき、免許取り消し、停止の処分を行うようにする。
私の免許証はまだ2年の有効期間がある、間違いを起こさないように気を引き締めて運転しよう。
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