整形
まともに取り上げるには余りに情けない話題を。
何でも子どもの美容整形が急増しているということで、テレビ局(TBS)が1人の男児に密着取材して放映したらしい。母親は己の持つ理想の男のイメージがあるのだろう。それをわが子と照らしあわせて、このままの目ではまずいと思ったのか、一重の瞼を二重に変えさせたという。この母親にとって男の瞼とは二重でなければならないようだ。今風に長髪をぼうぼうにのばした女の子同然の、生白いタレントの瞼がいいのだろう。男の目には虫酸が走る類いなのだが、女の目には可愛いと映ってもてる男のようだ。わが子をそのように学校でももてる男にしたい願望から無理に子を説得しての手術であったようだ。まるで人形の着せ替えでもしている気分なのだ。
こども、こどもと言うが、女の子はプチも含めると整形は当たり前のことのようになっている。今回の密着取材は手術を受けたのが男の子であることが珍しいだけのこと。女の子が母親に連れられて、整形院を訪ねるのは珍しくもない。親か子か、どちらからの働きかけかは分からないが、女の子は興味の対象にもならないほど普通のことだ。韓国の相場が安いから、と大挙して海を渡る女たちも多い。親から授かった体に傷をつけないようにと教えられた世代には、親から子へ働きかけてまで整形させる心理は理解し難い。聞けばわが子の体を傷をつけるには、それなりの理由もあるのだそうだ。2度と見たくない男の面影を消すためとの考えもあるとか。実(げ)に恐ろしいのは女の心だ。
この子の母親は男の一重瞼を嫌うようだが、逆に二重瞼を嫌う女性も多い。二重瞼の優しすぎる目は男らしく感じられないという。いずれにしても生まれついて備わった目鼻立ち、マイケルジャクソンのように白人への劣等感から皮膚まで剥がしてまで白になりたいヤツもいるが、彼の顔形からは無気味でおぞましい面相は伝わるが、元は生(き)のままの妹ジャクソンで見るとおり、黒人の精気に満ちた美しい肉体の持ち主であったのだろう。それともただ小児愛の性癖が、そちらに傾かせたものなのだろうか。私には歌にしろステップにしろ趣味の外にある人間なのでどうでもいいことだが、・・・。
世の中にはますます整形美人が多くなる。また騙される男もいるだろう。生まれて来た子を眺めて疑心暗鬼になる旦那さまがいるかも知れない。何処かの国に整形美人コンテストがあるように、“私は整形しています”を堂々と口にできるようになれば、それはそれでいいのかも知れない、とも思うが。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント