遂に馬脚を現した
見た目には穏やかそうに、しかし、発言の端々に何かを企んでいるような腹の底の分かり難かった男、安倍晋三。北朝鮮の線香花火騒動辺りから、身辺にきな臭い煙りが燻り始めたのを感じ、小泉以上に恐ろしい男よ、と書いた。《「世論も反対が増えている」07/24/》
早朝7時半頃のことらしい、こそこそと人目を憚って九段へ出かけていたことをすっぱ抜かれた。今年4月のことだ。彼は「行ったか行かなかったかについて申し上げるつもりはない」「この先どうするかも同じだ」と問答無用の傲慢さである。言葉とは裏腹に、こっそりと見つからなければいいが、との思いだったのだろう。ポスト小泉を狙う彼は、小泉が日中・日韓関係を始めアジア外交を修復するのも難しい状況に陥らせ、ブッシュのアメリカだけに尻尾を振って来た外交関係を一段と最悪の状況に落としそうな危険を感ずる。
拉致問題で、頻繁にテレビに出ることで露出度を上げ、幸運にも知名度を上げること、総裁候補としても集票で優位に立つことに成功した。特に北に対する好戦的な言辞は、根強い反韓意識に支えられて支持されるだろう。小泉ではっきりしたことだが、現在の選挙はタレントの人気投票と五十歩百歩で、顔を売ったものが勝つようだ。多分、安倍あたりが次期総裁で、総理になるであろう。今以上、今まで以上に日本は国際社会から、アジア諸国から、信頼されない国になって孤立して行くことだろう。
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