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2006年8月31日 (木)

進む、欧州単一通貨ユーロ高

夏休みの海外や国内での大移動もやっと落ち着いたが、このところユーロ高の影響が日本にもぽつぽつ見え始めた。1ユーロが150円台にまで突入したようだ。海外でブランドものを購入して来た人には、いくらかお安く手にすることが出来たようだが、ユーロが高くなった分、円安が進み一時は1ユーロ150円25銭前後の値をつけてユーロは対円での最高値を更新した。大手銀では「日本の長期金利が低下し、日欧間の金利差が拡大するとの思惑が強まった」ためで、1ユーロ153円までユーロ高が進むとの見方も出ているようだ。

これを受けて、早速ワインや人気の高級ブランド、高級車など欧州からの輸入品に値上げの動きが出始め、消費者へのユーロ高の影響は今後広がりそうになって来た。
輸入ワインを1000種以上取り扱っているキッコーマンは、ユーロ高に伴い、9月1日からイタリア産のスパークリング系ワインの一部を2割程度値上げを決めている。大手では、これまでにも原油高に伴う輸送コスト負担の増加や増税を受けた値上げが一部に見られるが、ユーロ高を理由にした値上げは今のところまだ少ない。しかし、ワインを輸入する専門商社では、ユーロ高に連動して集荷価格を引き上げる動きが出始めており、「これ以上、ユーロ高が進めば値上げせざるを得ない」との声が聞かれる。
通が毎年待ち焦がれているフランス・ワインの有名銘柄も、仕込みも終わらない今から、てぐすねひいて値上げを検討しているようだ。

ワインだけではない、時計、宝飾品ななど、欧州の高級ブランドでも値上げの動きが出ている。フランスの宝飾ブランド「カルティエ」は今月22日からすでに時計や宝飾品などの一部を値上げしている。
足並みを揃えるように車の世界でも値上げの動きが出ているようだ。独BNWの日本法人は9月1日からBMWブランド車46車種中、43車種を平均0・9%値上げが決まっている。「ミニ」ブランド全22車種はすでに7月に平均1%値上げしている。

欧州メーカーの日本法人の多くは円建てで本社と取り引きしていが、BMWはユーロ建て。そのためユーロ高がそのまま進行すると、日本円で顧客から代金を受け取る日本法人が損をしてしまうため、円建ての販売価格を値上げせざるを得ないことになる、という。同じように独ダイムラークライスラーや独フォルクスワーゲン、仏シトロエンなどの欧州メーカーの日本法人も「さらにユーロ高が進めば値上げも検討せざるを得ない」としている。日本法人に損は出なくても、本社の会計はユーロ建てなので、本社の収入が減ることになるためだ。

一方、ユーロ加盟国に輸出している国内メーカーにとってユーロ高は業績面で追い風になる。トヨタ自動車の場合では、ユーロが1円高くなると、年間の営業利益で約50億円の増益になる勘定だという。ただ、欧州での売れ筋車は現地生産に切り替え、日本からの輸出は減少させているため「実際にはどれだけ利益が上乗せされるかは不透明」だという。

ブランド好きの日本人には値上げは逆に喜ばしいのでは? 高ければ高いほどますますブランドに箔がつくことになる。小銭を溜めれば誰でも手にすることができるようではブランドものではなくなる。中学生や高校生が小遣い貯えて簡単に購入出来、町中に同じものがぞろぞろぶら下がるように並んで歩いては値うちもない。一生働いてやっと手にすることができるようになれば、それこそ本物のブランドだろう。その他のものはやや高級、或いは、ちょっといいもの、程度のものだろう。あの人と同じものを私も持っている、ほどの自己満足の道具でしかない。

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