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2006年6月 2日 (金)

やじうま

毎日新聞(6/2)から
民間の駐車監視員による取り締まりを盛り込んだ改正道路交通法が施行された1日、携帯端末が作動しなかったり、パスワードを間違えるなどのミスで、多少のトラブルはあったようだが・・・・。

報道は面白可笑しく制度の導入を高みの見物で見ていたようだ。記事の論調は一見して揶揄の姿勢を見せ、《ミス多発、9都道府県で端末に不具合、「初日からこれでは・・・」》とわざわざカッコ付きで目立たせる囲みまで拵えるご叮嚀さだ。そのくせ、駐車激減、などと書く。

制度の導入は駐車禁止を守らない悪質運転手の取締りで、その効果は激減と書かざるを得ない成果を上げたはずだ。それでも端末等でミス多発と書かれるほど、注意される車輌が多くあったことを言っていることではないのか。記事にするのなら、そちらを取り上げるべきで、いくら言っても守らない、注意される運転手が沢山いたことの証左ではないのか。事実全国では965件の言っても分からない連中がいたのだ。

ものは書きようで、制度導入のスタートに携わった人たちの、苦労を労(ねぎら)う記事にも、使い慣れない機器のトラブルに、おたおたすることを論(あげつら)う記事にもなる。記者の目が問題をどこに置いているかで良い記事にも、ゴミのような記事にもなる。

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