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2006年6月21日 (水)

慌てず騒がず 

6月20日、毎日新聞が社説にまで取り上げた。題して「テポドン2号 挑発行為をただちにやめよ」

何をいまさら・・、の感が深い。金正日の思惑以上にアメリカの、或いはマスコミまる抱えの日本政府の思惑が見える。北朝鮮が狼煙を上げてくれないと、大きな仮想敵・ソビエトを失った後の、新しいけれどちっぽけな仮想敵国が見えなくなる。平穏無事に日が過ぎては、アメリカも、足下に火が点いてきた日本中に点在するアメリカ軍基地からの撤退を、嫌でも速めなければならなくなる。日本も憲法を無視してまで大きな傘の下で膨れ上がって来た自衛隊(軍隊そのものだが)への軍事予算の示しがつかなくなる。旧型のソビエトの兵器を揃えた北朝鮮の軍備に比べ、アメリカ軍のお下がりとは言え新式の日本の自衛隊(軍隊)は遥かに北を凌いでいると見ていい。

線香花火のようなテポドンに振り回されていまさら右往左往することはない。金(キン)さんが何処に向けて花火を上げるのか知らないが、落ちる先は日本海か、日本本土を通り越したもっと大きな海の中だろう。間違っても日本に落ちることはないし、ましてや向けた先がアメリカであれば尚更着火する訳がない。なぜなら、翌日には北朝鮮という国は地球上から消えているだろうから。そう、アメリカの報復によって。オサーマ・ビンラーディンを捕えに行ったが見つからないからって、いきなりテロとは関係のない国に戦争を仕掛け、フセインを捉まえてお茶を濁し、世界の正義づらをするほどの大統領のいる国だ。金さんの国を潰すことぐらいは朝飯前の事だろう。

しかし、危ない玩具を振り回す金さんは‘気狂いに刃物’といってどう暴発するかは解らない。破れかぶれということもある。その時でもテポドンの落ちる先は海の中と見る。己の終末を、自国民を皆殺しの道連れにはしまい1かけらの良心(臆病?)は持ち合わせているだろう。

テポドンの話題以上に早く拉致問題を片付けることが先決だ。テポドンで騒げば騒ぐほど、金さんの思うつぼに落ち込むことになるだろう。

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