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2006年6月20日 (火)

「喫煙マナー向上キャンペーン」

Whitelily



 大きく伸び過ぎた百合
 (170センチ以上はある)





“生協の白石さん”で有名な東京農工大の職員白石さんをJT(日本タバコ)の作ったキャンペーンに登場させたとして、日本禁煙学会(作田学理事長)が19日、同大学と、同大生協にJTへの協力中止を求める意見書を送った。

“生協の白石さん”という人、同大学の生協職員で、生協売店に用意された「ひとことカード」への種々の質問(からかい半分、ふざけ半分のものも多くある)へのユーモア溢れる回答が人気を呼び、昨年11月に発売された単行本「生協の白石さん」は90万部を売り上げるベストセラーになった。今回のキャンペーンは20〜22日、首都圏の大手私鉄の中吊り広告として実施される。
 たばこやゴミを巡る質問に「白石さん」が独特の表現で答えるスタイルになっているという。

提出された意見書は「JTのイメージアップを通じて販売を促進する営業活動に他ならない」として、たばこの広告・販売促進行為の禁止を締約国に求める「たばこ規制枠組条約」に違反すると指摘している。

 たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約施行経過
  ♦ 平成15年5月21日 ジュネーブで作成
  ♦ 平成16年3月9日 ニューヨークで署名
  ♦ 平成16年5月19日 国会承認
  ♦ 平成16年6月8日 受諾書寄託
  ♦ 平成17年2月2日 公布及び告示
    (条約第3号及び外務省告示第68号)
  ♦ 平成17年2月7日 効力発生  となっている。

同大学生協によると昨年10月〜11月、学内の喫煙マナーの悪さを指摘する「ひとことカード」が相次いで届き、この話を聞いたJT側から協力要請があり、喫煙マナーの啓発につながるなら、と快諾した結果だと言う。
(余談になるが、興味がてらインタネットで同大のホームページを覗いてみた。写真入りで何枚かの「ひとことカード」が見られる。内容はともかく、回答者の白石さんの軽妙洒脱はさておいて、メモを書いた連中の悪筆には驚いた。まるで小学生の字だ。白石さんが決して達筆とは言えないが、それでもメモを放り込んだ連中にくらべれば、熟練した漢字はしっかりと書けているし、きっちりと行を揃えて書いてある。月とスッポンの差がある。これほど今の大学生〈おそらく同大の学生が圧倒的に多いだろう〉の字を書く能力が低いのに呆れるばかりだ)

閑話休題
なんとも生温い話だ。それほどに健康を害することが明確に解っているのなら、何故日本国からのたばこの栽培の撲滅、輸入の撤廃を提言しないのか。上面だけの対策が効を奏さないのは何事においても解っている筈だ。
なんと、昨年の12月からインドとチベットに囲まれたヒマラヤ山麓の国ブータンは、国内のたばこの販売を一切禁止しているのだ。国家が一律に販売まで禁止したのは世界初のことだ。遅ればせながら日本でもやって見ればいい。ブータンではたばこを販売すれば罰金(日本円で約23000円)、外国から持ち帰れば100%の関税が課され、自分の部屋以外での喫煙は禁止、となっているそうだ。

日本禁煙学会の理事長さん、ブータンの話しや、アメリカでさえたばこの値段は日本の約3倍、如何に日本が安価に喫煙が可能か、自販機の対策が施され、ICカードがなければ購入できないなど、喫煙場所までも肩身の狭い思いをさせ、「吸いたい時に気軽に一服」とはいかない時代にまでよくぞお運びになりました。しかし、ほんとうに健康のことを考えるなら、ブータンのように徹底した国家としての管理でなければ不可能でしょう。たばこケースに健康への危険性を喚起するのもいい、中途半端のままでいいのなら。しかし、理事長さん、本当に日本人の健康が心配なら、たばこの栽培自体の禁止や、外国からの輸入禁止を叫ぶのが筋だと思う。そのためにあなたがしなければならないのは、国家予算をどのように作り変えるのか、ほぼ2兆3000億円の失われるたばこ税に代わる税収をどう工面するのかを政府まで提言する責任があるでしょう。

健康に悪い、とだけ言って済むのなら、そこらのヤブ医者だって、幼稚園児だって言える。それに同じく健康に悪い発癌物質アセトアルデヒドを含む酒にも大きな警告のラベルを貼る必要も残っているのではないのでしょうか。

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