どうなってるの
今日の毎日新聞(5/29)
企画特集ページ、「デジタルトレンド」の記事から。
踊る、踊る、横文字が踊る。仕方のない時代とは言えひどい女性向けの小さな記事がある。
漢字、ひらがな、ローマ字、カタカナを全て合わせても300文字程度の記事だ。
その記事の144文字がカタカナとローマ字になっている。
『女性向けSNS夏にもスタート』スクニエとゼイヴェル。後は解説になっているが、私は老人で男、関係のないことと見過ごしてもいいことだ。それにしても、どうしてこうも横文字なんだろう。どこまで英語劣等感を持っているんだろう。
まだある、IPと一般電話つながる、エニーユーザーがfreep開始。この記事も横文字だらけだ。
まだある、クレジット機能充実、FOMA新シリーズ。こちらは携帯電話のことらしい、NTTドコモが提供するおサイフケータイ(普通に‘お財布携帯’と書けない理由でもあるのだろうか)のクレジットサービス「DCMX]を標準装備、3・5G携帯の高速通信技術「HSDPA」や指紋認証に対応する端末が登場。
どれもこれも若者には何と言うこともない技術なのだろうが、世の中頻りに格差社会が取りざたされている中、この技術革新も似たような意味で、老人を置いてけぼりにした格差社会を確立しようとしているのではないか。解るものだけが付いてくればいい、では便利な機械が出来てもますます老人は、宝の持ち腐れ、猫に小判の使い道のないものになってしまう。この新シリーズ、クレジット機能が充実というのは世の中を騒がせている借金と返済、多重債務の問題を増幅させることになるのではないのだろうか。クレジット機能というのは携帯の操作、使用法だけのことなのか、持ったことがないのでよく解らない。
まだまだある。これは別のページだが、相変わらず繰り返しての表現。メタボリックシンドロームと書いてわざわざ「内臓脂肪症候群」と追い書きする。それも中途半端に。中途半端と言うのは内蔵脂肪だけで何故症候群?正しくは「内臓脂肪過多症候群」とするべきだ。しかし、これだってなにも怖がることはない。ずっと昔からこの類いの男どもは掃いて捨てるほど歩き回っている。いわゆるビール腹だ。酒飲みの酒飲みたる証だろう。摂生することなどない、好きなだけビールは飲めばいい。お相撲さんが体重を増やすために太るのは黒星を一つでも増やさないためだ。100キロよりも150キロを押すのは大変だ。職業上の必要からだが、引退すれば見事に普通の体に絞り込む。貴乃花など見すぼらしいほどに痩せ細っている。一般人には太っているからとて心配要らない。せいぜい飲みたいだけ飲めばいい。細くなることなど考えないが良い。医者を太らせるだけだ。製薬会社を儲けさせるだけだ。
一日の新聞にこんなに英語劣等感を並べ立てたことは少ない。
次いでは前にも取り上げた「アンチエイジング」、要するに年を重ねることに無駄な抵抗をしましょう、ということだ。何でもいいから飾り立てましょう、足りなければ手術があります、薬を飲みましょう、医者に懸かりましょう、少しは体を動かしましょうと、何処かで誰かが金の流れる動きをじっと観察している。秦始皇帝が不老長寿の薬を捜し、贅の限りを尽くして求めさせ、大掛かりな人数を日本(蓬来島)まで送りだした伝説は有名だが、もともとそんなものはない。必ず年老いて行く。昔は年を重ねるにつれて死の恐怖から仏に縋ったが、現代人には信心の心はない。神も仏もない。現世を愉しく生きられればそれで善し。神は結婚式で誓いの言葉を交わすのに形式として、仏は死出の旅路の決まりだから、の程度。兎に角長生きしたい、人が死ぬのを待って臓器を買い上げ、大金を投資してでも長生きしたい。ここにも金持ちと貧乏人との顕著な格差がある。限られた金持ちだけが長生きを金で買えるのだ。(特例として同情の大金も集まるが)
皺は年輪、髪の白くなるのは知恵の証、逆らえば逆らうほど醜くなる。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
英語劣等感は戦争に負けてからずっと
引きずってるんでしょうかね?
難しいことを言って、頭が良いと思われたい。
(ここがもう勘違いなのですが)
そういう方が増えたのかしら?
投稿: mayumin | 2006年5月31日 (水) 05時40分