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2006年5月10日 (水)

デブと高血圧などが原因

いま頻りに取りざたされている、わけの解らないやこしい病気『メタボリック・シンドローム』とは一体何?
日本人に解りやすい日本語では表現できないものなのか。単語をそのまま表現すると「代謝的症候群」或いは「同化的症候群」となる。一体何を言っているのやらさっぱり理解できない。言葉が先行して理解が追い付かない。だからそれを口にする度に、一々説明が入る。そんな回り道をする位なら、最初から日本語でデブと高血圧などが原因でそのまま放っておくと死ぬこともある恐い病気、とでも言えば良い。

かつて日本の長寿県といわれた沖縄、1990年には男性の平均寿命は5位、2000年には何と26位に転落している。若い20〜40代の死亡率が全国平均の1・6倍にもなっているそうだ。従来からある栄養バランスの優れたゴーヤチャンプルを主とした伝統的な食習慣が、手軽なファーストフードや肉を中心とする高脂肪、高カロリーの食生活に変わったことが原因と見られている。沖縄に限らない、米(コメ)から肉を中心とする欧米型の食習慣に馴染んでしまった日本人は、現在でこそ長寿世界一を誇っているが、すぐにも人間わずか50年・・・夢幻の如くなり の時代に逆戻りするのが予見できそうな気配がする。

歩くことをしなくなり、電車、自動車が好きなところに運んでくれる。過去には上流家庭にだけ存在した電話機が、今では一家に2台も3台も存在し、わざわざ外出しなければ電話できなかったものが、寝ながらにして海の向こうにまで声を届けることが可能になった。子供たちは、外で走り回って友情を育て、健康な体を作ったが、物騒な世の中はその場を剥ぎ取り、陽の光の届かない部屋の中でゲームに、テレビに釘付けとなる。反面、食生活では衛生管理が行き届いた生産物からたっぷりの栄養を摂取し、飽食の世を謳歌する。体を動かさないで十分過ぎる食事を摂っていれば、栄養過多になるのは当然のことだ。

予備軍を含め、今の日本の中高年のメタボリック・シンドロームと呼ばれる人の数は2700万人に登るという。男は2人に1人、女は5人に1人。女が少ないのは理解できる。女性誌、スタイルは骸骨のような肉体を美しいと褒め、それを見ては食べては痩せることに神経を費やし、果ては拒食症にまでなるものもいるからだ。結果は痩せ細った母体から低体重児が量産され、ますます日本人の寿命を短くする。

いくら小学校から英語を教えようとするからとて、横文字に疎い高齢者の多い現状の日本、横文字を使うには慎重に、全体を把握し、消化してから文字にするようにして欲しい。

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