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2006年3月 7日 (火)

酔っ払いの勝ち

啓蟄の昨日、吹き荒れた春一番で、我が家では風よけの暖簾が吹き飛ばされ、洗濯物がお隣の庭先に飛ばされるなどの出来事が起こった。

俄に時の人となった、民主党の渡部恒三・国対委員長、屋台骨が揺らいでいるメールのことは全く何も分からない、携帯電話も持っていないと、おとぼけを仰る。おん年74歳、私と同年齢だ。「ハマコーさんが電話を掛けて来てな、頑張れ、と云ってくれた」。携帯電話を持たなくても政治はできる。メールができなくても国会対策に不便はない。逆にこれと云った確実な漏洩防止策も施されないままに、個人情報の流出のあるのが現在パソコンに頼る情報管理だ。本人の云うとおり「老骨に鞭打って」民主党の正常化に努めて欲しい。

京都府警九条署で1997年1月に発生し、一審判決で無罪となっていた泥酔者放置死事件で、6日、大阪高裁大法廷は原判決を破棄して当時の署長の高崎被告の責任を認めた。「警察署長だったのに適切に処置せず、厳しい非難を免れない」として。判決は高崎被告と当時の副署長ら部下との共謀による「虚偽報告」を認めたが、放置死そのものの責任は誰も問われていない。泥酔者を法に従ってきちんと保護せず、死に至らせた事実は、保護責任放棄致死として起訴する方が適切だったのだろう。判決理由で仲宗根裁判長は「署長という立場にありながら、不適切な保護に厳しく対処せずに犯行に及んだ。口止めしたりしながら外部に真実が漏れないように組織的かつ巧妙に隠蔽し、悪質だ」と批判した。判決は懲役1年6月、執行猶予3年の逆転有罪を言い渡した。被告側は上告する方針を明らかにしている。

1月といえば真冬、酔いつぶれて寝込めば凍死することは自然の成りゆきだ。目につかなければそのまま息を引き取ることになる。テレビで良く見る光景だ。行き倒れになって道行く人の邪魔になる。姿汚く転がったさまは、警察官や見回りの職務でなければ声を掛ける人もいない白河夜船だ。繁華街になるとその数は両の手の指が足りない程だ。商店の軒下や電柱に凭れてうずくまっている奴はまだいい、ただならぬ臭いを避けてちょっと横を通れば済む。だが、歩道を外れて車道まで出て来て転がるやからはどうしようもない。道路交通法違反だ。そこは人が寝るところではない。交通妨害以外の何ものでもない。自殺志願者としか見えない。暮正月は真冬でも雪が積もっていなければ何処の街でもこんなのがごろごろ転がっている。そうでなければ大声を上げての喧嘩だ。

職業柄とはいえ真冬の巡邏で出くわした酔っ払い、車に積んで態々運んでやった挙句の犯罪者になるとは、警察官も哀れと云えば哀れの極みだ。だから口裏合わせもしたくなり、結果責任を問われることになるのだ。判決に云う「・・不適切な保護に厳しく対処せずに犯行に及んだ」とはおかしい。元の所にそっと寝かせておけば良かった。意識して殺しをした犯行ではない、云うなれば過失だろう。泥酔者特有の寒さの感覚麻痺によって死んだだけだ。好きな酒を鱈腹飲んで酔いつぶれ、何も分からずに死んだ本人は幸せだろう。ご叮嚀にも置き土産に警察官を犯人に仕立てて。

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