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2006年2月27日 (月)

国際運動会終わる

17日間に亙って行われた大運動会が終わった。
日本の成績は『大山鳴動して鼠一匹』の始末。まあ、どうやらたった一匹の鼠が金色に輝く鼠であったために、協会も言い訳のできる危ういところで止まったようだ。「銅メダル十個に値する」とでも云わないと申し開きもできないだろう。

一番メダルに近いところではあったが、最終選考競技で3度も転んだメンバーまで加えなければ揃わない人選ではメダルは一個も獲得しないと思っていた。4回転にチャレンジは自己満足の話、始めから転ぶことは分っている。十に一つの成功も期待しなかった。何度転ぶかだけが期待だった。大会で一つでも取れたのは日本オリンピック委員会としては命拾いも好いところだろう。責任の一つも感じない遅塚団長は、この甘い見通しを各競技団体のせいにして「団体には猛省を促したい、端的な例はスノーボード。メダルは確実と答申を受けた。きちんと情報収集して確実な情報をあげるようにしないと」と他人ごとだ。「最悪の場合はメダルはゼロだった。だが、悪い数字を目標にするわけにはいかない」とも。

選ばれた選手たちも、口々に「楽しんで来たい」と物見遊山に出かける前に似たコメントをする人間が多くいた。これじゃ、国の威信を掛けて戦う選手を送り込んで来る国との戦いに破れるのは当然と云えば当然だ。参加することに意義を見い出すのは同病愛哀れむレベルの争いで済む仲間同士の間のことだ。

今後について団長は続ける「選手団のスリム化にも手を着けなければならない。国内で競技原理を導入し、戦う選手団にする」なんて益々呑気な発言だ。今まで何をして来たんだ。浮かれた選手や直ぐにお祭り騒ぎにしてしまうマスコミと一緒になって踊っていただけなのか。選手におんぶした形で役員たちは大挙して首を揃え、役にも立たない人数を増やして来ただけだろう。選手よりも多い数のお偉いさんが、役得とばかりに数を増やして無駄金を浪費する。

下司なマスコミは、早速取り沙汰を交わしている。メダルの値は?、報奨金は?コマーシャルの金額は?と。腐り切った頭の中だ。

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