無能大統領と、・・
アメリカではブッシュの人気がどんどん下がっている。
最近10人のアメリカ大統領の中で不人気なのはブッシュで「一番嫌い」との答えが43%にも達した。サンフランシスコの調査会社ズームラングが行った世論調査の結果を16日に公表した。
最も人気が高かったのはケネディで好感度26%、次いでクリントン25%、レーガン23%の順だった。
ブッシュが嫌われたのは、ほかの前、元大統領にも同じ質問をしているが、それらのどの質問に対しても一位になっている次の内容だ。11月に、全米662人(選出基準不明)を対象に行われた結果「戦争好き」「景気悪化」「無能」の各項目でトップに選ばれた。
ニューヨークのテロをオサマビンラディンの仕業と即断した彼は殺戮兵器をたずさえて軍隊を派遣した。ところが側近らしき人物は捉えても、当の本人は杳として行方を掴むこともできず、何度にも亙る挑発ともとれる画像を流され、4年以上経過した今日も手も足も出せない状況に追い込まれたままだ。そこで彼は鉾先を当時残虐非道と報道されていた他国へ世界の目を向けさせる作戦に出た。イラクのフセインへ突如として攻撃を仕掛けたのだ。始めから企んでいたことかどうかわからないが、参戦国を強引に募り、とんでもない爆撃を仕掛け、フセインを捕らえることに成功した。完全に世界の目をオサマビンラディンからフセインに向けさせ、ニューヨークのテロは単に9.11の数字だけになって時間は過ぎ、忘れ去られ、空き地になった土地がぽっかりと目立つだけだ。今にニューヨークを訪れる観光の目玉にもなりかねない。
おまけにイラクからは大量破壊兵器は見つからなかった。他国への侵略に近いアメリカのイラク進出に大義名分を見い出せない国々が1国、2国とイラクから去ったがブッシュから離れられない小泉は、またも自衛隊の一年の派遣延長を決めて媚びを売った。イラクへの援助を売り物に、狙っているのは自衛隊の軍隊化だ。既成事実を積み上げて憲法を無視した先輩首相達が拵えた自衛隊が現実にそぐわない、というのが根拠になる。続いては目を北に向けさせ、中国や北朝鮮の軍事費を云い、テポドンをちらつかせ、仮想敵を声高に叫び、国民を恐怖に陥れる。それが米ソ冷戦で成功しなかったことから何も学んでいない。ブッシュは何時になったら当面の敵だったオサマビンラディンを捕まえることができるのだろう。引くに引けなくなって捕まえたフセインが大物だったことで、どうやら面子を保っているようなものの、作戦としては完全な失敗だ。戦争好きは言わずもがな無能と呼ばれても納得するしかないだろう。
類は友を呼ぶ、ブッシュも小泉もどちらも哲学を持たない情けない人間だ。
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