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2005年12月22日 (木)

MOTTAINAI(2)

このところ頻りに毎日新聞の読者投書で「もったいない」に関する内容のものが続いている。大きくはお役人の無駄遣いから小はチラシ紙のメモに利用まで。裏が白紙のチラシがメモに利用されていることの多いことに気がつく。家計の足しにと水道料金を、電気代を、毎日の惣菜のやり繰りにと、勿体無い精神で節約をしている家庭は多い。

ところがもう一方で本当に無駄な消費をしているのが日本という国だ。“もう幾つ寝るとお正月、・・・”子どもたちの夢を誘う軽快なリズムは、今は何処へ行っても賑やかな、ジングルベルに取って変わられた。デパート、スーパー、商店街、家庭の中にまで入り込んだ。子どもたちにはクリスマスケーキ、プレゼント、若者には豪華が自慢のホテルとアルコールとお定まりの一日が来る。しかし、これだけではない、正月は正月で子どもにはお年玉、大人はやはりここれも酒。お年玉の習慣のない西洋の子どもたちに比べれば日本の子どもたちは2倍に恵まれている。贅沢過ぎるほどだ。

ところが今朝(12/22)の紙面に『日本のサンタはケチ?』と記事がでた。プレゼント調査だという。
世界的な経済の回復を反映して、プレゼントの平均予算は各国とも昨年を上回っているが、日本は2年連続して最低額であった。この違いの大きな原因はキリスト教国とそうでない日本の基本的なベースにあったようだ。日本以外の国ではプレゼントの対象が配偶者やパートナー、子ども、その他の家族、両親、友人、孫、仕事関係と幅広いが、日本では現役世代の親が子ども、退職者は孫に殆ど限られているのだそうだ。宗教と結びついた習慣と、物真似に過ぎない国の決定的な違いと見る。

この違いはプレゼントの金額にはっきりと現れていて、アクサ(本社・仏パリ)が世界11ヶ国(米・英・加・スペイン・伊・豪・仏・独・ベルギー・香港・日本)25歳〜75歳を現役と退職者の2グループに分けた6,915人の回答の結果にはっきりしている。
(05年7月のレート換算)
 1位 アメリカで15万2300円、 2位 イギリスで12万円
となっていて日本は 7位 1万8,156円だった。これでも驚くことに日本の金額は昨年の43%(7,467円)もアップしたことになる。子どもを甘やかすことに掛けては何処の国にも負けない良い例だ。子どもに与える金額としてはどう考えても多過ぎる。この記事を書いているのは女性記者、いかにもそれらしい見出しを付けたものだ『日本のサンタはケチ?』と。

話は勿体無いだった。
クリスマスが近づくと日本中が浮かれ出す。正統派のクリスマス・ソングからジャズに、童謡風、を交えて騒音が絶えまなく耳に飛び込む。中には吐き気を催すような編曲にしたものまである。小から大まで所狭しと並べられる商品の数々、とここまでは未だ良い。勿体無いのはこれから書くこと。
テレビ、雑誌、新聞がきれいきれいと褒めまくる電燭(イルミネーションと云わないとバカにされるか)。幾つの電球が使われているか、何メートルの高さか、あるいは長さか、と無駄を勿体無いを競う。
東京駅近くの東京ミレナリオは今年が最後になるが、横浜の340メートル、250万個の電球を使ったもの、六本木ヒルズの37万個、広島の一つの山全体を覆うもの(これなど、阿呆が一万円出せば夜中まで点灯してくれることになっている)や、札幌、仙台、原宿など(そう、【など】だよ)このほかにも日本中にはどれだけの数の無駄が散らばっているのだろうか。このため日本古来の正月行事には殆ど金をかけず、かける日数も足りなくなり、ますます日本は遠くなる。

街頭では貧しい国の貧しい人々への援助の呼び掛けが喧しいが、振り向く人は殆どいず、人々が振り向くのはネオンにシャンデリアの寂しい日本の風景にだけ。

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