« 火垂るの墓 | トップページ | 1931(昭和6)年 »

2005年11月 4日 (金)

朝顔

この季節朝顔を書くのは時期を外れているようだが、我が家の朝顔は今でも毎日60から100輪の華を咲かせ、朝カーテンを開いて垣根を彩る景色を見るのが楽しみになっている。平均温度が夏の最盛期をうんと下回っていることもあって、朝開いた花は終日萎れることなく開いた状態で夜を迎えている。もう11月、何時まで咲き続けるのか愉しみな朝顔だ。前日開いた花は翌朝色を変え、赤みがかって稍しおれるが当日のブルーと混じって二倍の花の数になっている。

春先に色々の花の種を仕入れ、猫の額ほどの庭や、植木鉢に蒔いて成長を楽しむ妻が変わった種(しゅ)らしい、と蒔いたものだが、普通、朝顔市で売っている日本の種類と異なり、成長の激しさは驚く勢いで蔓を延ばし、垣根一面で足りずにテラスに巻き付き、屋根まで這い上がった。そのくせ一向に花を咲かせず、途中で一度邪魔になるから切り取ろう、と提案したが、妻に嗜められて放置した結果だ。他の朝顔が終わりを迎え、葉も枯れた九月の中頃から突如として花を付け、それこそ垣根が壊れるのではないかと思うほどに葉を鬱蒼と繁らせた間から或いは伸びた蔓から、ただ一色ではあるけれどブルーの大輪を今でも毎日毎日咲かせている。

朝顔  ヘブンリー ブルー
和名  そらいろあさがお
英名  Blue Morning Glory
原産地 熱帯アメリカ

確かに袋には日本朝顔より開花は遅れますが、涼し気な空色で花つき多く、長時間咲き続けます。種(日本朝顔のような形をしていなくて、一粒は胡麻ほどしかない)はこのまま蒔いて、水に浸けたり、傷つけも不要と書かれている。発芽率は約5割、7〜8粒が二葉まで成長し、玄関脇と垣根に分けて定植したものだ。垣根の前を通る人の目を引き、11月に入っても咲き続ける朝顔に驚きの声を上げているのが家の中にいても聞こえることがある。まだ蕾が沢山ついているようなので、暫くはまだ咲き続けるだろう。

|

« 火垂るの墓 | トップページ | 1931(昭和6)年 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 朝顔:

« 火垂るの墓 | トップページ | 1931(昭和6)年 »