ダイアナ元妃と恋人の像
毎日新聞(8/25)から
【ロンドンAFP時事】によると、97年8月31日にパリで交通事故死したダイアナ元英皇太子妃を追悼する等身大の銅像が24日、ロンドン市内でお披露目されたことを報じた。事故時ダイアナと同乗していた恋人のドディ・アルファイドと彼女がペアで踊り、お互いの握られた手の上にアホウドリ(永遠と幸運を象徴するという)が2メートルもある羽を広げて止まっている。題して『無実の犠牲者たち』。掲載された写真はまだ工房の中にあって世間の目には触れていないようだが、作らせたのはドディの父親(英高級百貨店「ハロッズ」のエジプト人経営者)で、彫刻家のビル・ミッチェルが製作した。
彼女が死んですでに8年が経過した。父親は作品に“無実”“犠牲”をかぶせて如何にも犯罪を臭わせているがまだ何も特定されてはいない。死に方が衝撃的であったからそこに犯罪性を見い出したいのだろうが、確実なのは二人がともに死亡したことだけだ。
私が始めてダイアナを目にしたのは1986年5月の初来日した時のテレビ画面だが、第一印象は極端に悪く嫌な女として映った。顔を伏せ、上目遣いに周りを見る目つきは何かうさん臭いものを見ている様子に映り、決して好印象とは言えなかった。続いて1990年11月、一人で来た95年2月の時にはその印象はもっと悪くなった。特にあの上目遣いに人を見る様子が印象を悪くした。
すでにこの頃(91〜95年)には夫チャールズの結婚以前から続いていたカミラとの不倫が明るみに出ており、二人の中は冷え、反動のようなしっぺ返しがダイアナの幾人にも及ぶ男性との不倫となって世間を賑わしていた。91年に乗馬の先生、元近衛将校のヒューイット、92年には古くからの友人J・ギルビーとのベッドでの会話の録音が流され、95年にはラグビー選手のウィル・カーリング、同じく95年にはJFKジュニアとのNYカーライルホテルでの不倫。この時の情報にはダイアナのレポーターへの話として、JFK Jr.とのセックスについて、彼が自分の男性遍歴の中ではベッドテクニックは10本の指に入る、と漏らし、純粋に性欲に負けたのは自分の人生でこの時一度きり、と述べたことまで実しやかに伝えられている。想像するに10人までは確実に、それ以下は一体何人いたのか。ダイアナを男狂いさせるほどに夫チャールスは憎まれていたのかと思う。
世間はダイアナを被害者とのみ見る見方が一般的だが、私には彼女の妻としての時代の数重ねた不倫のことが無視できない。『あなたがやるなら、私もよ、何倍にもして返すからね』と云ったかどうか知らないが、これじゃお相こだ。彼女はこの風評を隠すため、世界的な慈善活動をやってみせ、エイズ撲滅運動、地雷廃絶キャンペーンに動いた。私は彼女のこの辺りをあの顔を臥しがちに上目遣いに人を見る風情に読み取っていたのだと思う。
ダイアナの夫チャールスへの無理解は1982年(結婚した翌年)イギリス領フォークランド諸島にアルゼンチンが侵攻してきた時、両国の間に起こった紛争で、国軍を統轄する立場で頭を悩ますチャールスに、自分を構わないとチャールスを責め、自己中心的な面で迫ったといわれる頃から始まっていたのだ。
銅像はどこに置かれることになるのか。自宅の庭にでも移すのだろうか。手の上のアホウドリ、日本語から受ける印象はイギリス人の同じ鳥に抱くイメージとは程遠い。イギリスはゴルフの国、大きなこの鳥の姿はロングホールのアルバトロス(パーよりも三打少ない)を想像するらしい。*【8/27(親バカかバカ親か)の改題】
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