すし詰めワゴン車衝突事故
7月30日、午後9時55分頃、北海道鵡川町豊城の道道交差点。
名古屋経済大学(愛知県犬山市)の硬式野球部員の乗ったワゴン車と、同町春日、建設作業員(66歳)の乗用車が出合い頭に衝突した。ワゴンに乗っていた学生一人が死亡、もう一人と乗用車の男性は重体。
と書けば普通の自動車事故だが、このワゴン車には、なんと6人乗りの定員に対して12人がすし詰めの状態で乗り込んでいたらしい。テレビでは面白可笑しく何人が乗れるかチャレンジする番組で、確か20人以上が押し込まれる姿を見たことがあるが、あくまでも詰め込むだけ、走行可能の状態ではない。
それにしても大学生で『定員』の言葉の意味も理解できないとは余りにも情けない。車の機能から考えても2倍の重量が積載された場合、物体の慣性がどう働くかの程度も理解できないで運転することの方が理解できない。
況して視界の不便な夜道に走り出るとは。当初から交通法規も無視する輩たち、恐らく重なり合った騒々しい車内でもあっただろう。運転する人間の集中力が散漫になっていた、と想像するのも易しいことだ。
どちらに不注意があったのか詳しい情報を待たねばならないが、情けない若者たちが絡んでいたことには間違いない。
幼い頃から守るべき決まりがあることも教えられず、躾もされず、自由と我侭をはき違え、勝手気侭に育ってきた結果が招いた惨事だ。
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