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2005年8月25日 (木)

ガンバレ!愛煙家

毎日新聞(8/25)朝刊より
JT(Japan Tabacco Inc)が9月19日、東京都渋谷のライブハウスを借り切って、愛煙家75組150人を招待して映画試写会に招待する企画を発表した。上映するのは10月に公開予定のアメリカ映画「シン・シティ」(ブルース・ウィルス主演のアクションもの)で、登場人物たちも勿論タバコは喫う。

世間体を気にしてか応募するのに厄介な決まりを設け、はがきかファックスで名前、フリガナ、住所、生年月日、性別、電話番号の他、「私は喫煙者です」と明記する必要が有り、試写会の入場券は他人には譲渡できない。加えて当日の入場に際しては免許証などの写真付きの身分証明書で本人確認を行う。

当日は前日の日曜日に続く国民祝祭日(敬老の日で大安)でもあるため、今まで嫌煙家のヒステリックな大声に虐げられてきた愛煙家には救いの心安らぐ数時間になるだろう。映写効果は立ちのぼる煙りで少々霞んで見にくくなるが気にもしないだろう。そのむかし、館内放送で映写中の禁煙を呼び掛けた思い出が懐かしい。JTは「周りを気にせず、ゆったりとタバコを喫いながら話題の映画をみてほしい」というが、気になることがある。この度喫煙者を受け入れてくれたライブハウス、もうもうと立ちのぼる煙の処理には自信があるのだろうか。排煙と空気清浄装置、消火装置など、或いは建物に付着した匂い除去などの対策は万全なのかどうか。それと、次に入る人たちの嗅覚に影響はないのか、残り香に嫌煙を一層気狂いじみて叫ばさないか、心配だ。今度の企画がそのように裏目に出た場合それこそ愛煙家には住み難い国になるだろうから。

余計な心配を一つ。
家族に毛嫌いされ、テラスで喫うしかない情けないほたる族の男たち、匂いのついた衣服のままで無事に家の中に入ることができるかな?

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