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2005年8月13日 (土)

生活満足度

毎日新聞(8/13)朝刊から
アサヒビールお客さま生活文化研究所(東京都港区)が、インターネットによる世界6カ国の男女を対象に意識調査したもの。
  対象国 日・中・米・英・伊・スウェーデン
  年令  29歳 〜 59歳
  員数  2355人
  期間  昨年11月 〜 12月

これによると、幸せの程度についてはいずれの国も「非常に」「かなり」「まあ」と答えたが、
       生活に満足している、 日本8%・米38%・スウェーデン37%・伊17%
一方、気が滅入ることが、「非常によくある」「よくある」を合せると28%で日本が最も高い。

また、「幸せの要素として、必要不可欠なもの」を複数回答で聞いたところ、
       日本「精神的な充実感」が9割近くで6カ国最高、他の国では7〜8割
他に、「周囲の人からの尊敬や信頼」は日本では37%と最も低かった、とある。

詳しい設問内容が解らないので大まかにしか読み取れないが、日本人の生活満足度はバブル期の思いを引きずったままの平和ボケの感が免れない。精神的な満足度なんてきりのないもの、どこが頂上かもしれないものに満足感のある筈もない。一度良い思いをしたことのある人間にはその位置が基準となり、より高いその上を望む。その国の基準も解らなくてこんな問題を問うても役には立たない。それに右を見て真似る、左を見て真似る、周りを見て真似ることでしか自己の発見のできない日本人、流石、飲んべえ相手の会社のアンケートだ。
イタリアはEU諸国の中でもギリシャと並んで特に貧しい国、表向きのファッションや観光の面できらびやかに見えるが、市民の生活は至って質素、それでも日本人以上に幸せを感じているんだ。何やかや云いながら腕に、肩に、身に纏い、家の中にブランドものが溢れているのは日本が一番だろう。

「周囲の人からの尊敬や信頼」の37%は他の国の数字が記されていないので比較もできないが最も低い、とだけしか解らない。凡そ今の日本では、政府・役人からして自ら信頼や尊敬される資格を持ち合わせていない。お上のすること、なさること、繰り返し見せられていてそのような人格者が育つことを教育者は期待しているのだろうか?
“先生と呼ばれる程の馬鹿じゃなし”は古い川柳だが、国会議員さまたちはこう呼ばれないとご機嫌がわるいようで、テレビからは常に聞こえて来る。“センセイ“”センセイ”、見ていて本当の馬鹿の見本のようだ。こんな議員を選ぶ選挙民はもっと馬鹿だが。


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