« 敗戦後60年 | トップページ | ある流行歌手の死 »

2005年7月 5日 (火)

酒のみ運転

居酒屋で三時間、酒を飲んで運転し、交通違反の上殺人を惹き起こす。神奈川県相模原市、国道16号交叉点で深夜0時ごろ。警察は「業務上過失致死」として調査するというが、今回の犯人は15歳の少年、どこに業務遂行の行為と認めるものが存在するのか。車を運転することも許されない年令で免許証も持たない人間に運転業務など存在する筈はない。同乗の19歳少年が酩酊状態で運転できないと判断して自分が代わったのだろうか。事故の結果自らが死んだならそれはそれでいい、何も同情することもないし問題にもならない。他人を巻き添えにし、殺人までするとは許し難い。

このような少年犯罪でいつも思う。この少年たちの親は一体どんな育て方をして来たのだろうか。同乗していた同じ15歳の少女の親も含めて深夜に外出する未成年の子どもをどのように育てたのだろうか。15歳と云えば私の世代は国の存亡を考え、将来を憂慮し、志願兵として戦いに赴くことまで考えた年令だ。当時(1943年5月にアッツ島の2600名の守備隊玉砕があった年)国も14歳にまで年令制限を下げて少年兵を募った時代でもあった。既に男子中学生には学徒動員があり軍需工場に徴用されていたが、高等女学校(男子の旧制中学校に当る)にも動員令が下(くだ)って(12〜15歳)工場への勤労奉仕が義務付けられた。この時代をもう一度というつもりはない。

少なくとも男女15歳にもなればものの善悪ぐらいつけられる価値基準を持っているのが当然のことだが、これまでの持論を何度も繰り返すが、現在この価値基準を説いて子どもの身につけさせる親が居ないのだ。親は携帯電話を持たせ、金銭を与えておけば息子や或いは娘が何処にいるかが解ればそれで良しとする。酒を飲もうが、煙草を喫おうが、盗みをしようが、嘘をつこうが、恐喝をしようが、怪我させようが、性に溺れようが、それが解ってからも問い詰めることができない。幼い頃からの会話もなく、躾が全く出来ていないから何を云っていいのか、どう叱って良いのか解らない。ますます落差が広がる。

酒飲み運転は日本だけではなく、外国でも問題になっていて、カナダでも新法案が発表された。それによると免許の再交付の前にリハビリプログラムを実施する。常習者(どこにもバカはいる)の車には呼気アルコール検出装置を装備させ、酒気のないことが確認されなければエンジンが掛けられないようにする。警察権も拡大させ、罰金刑を重くするなどが含まれている。この程度のことでへこたれる酒飲みはいない。

日本でも煙草の害は狂気の沙汰と言えるほど叫ばれているが、それ以上に害のある酒については音無しの構えだ。煙草で死んだ人間など一人もいない。反対に、酒で死んだ人間は一気飲みの急性アルコール中毒を始めとして、本人の死から殺人まで、酒による被害は数えればきりがない。何故酒の害が叫ばれないのか、不思議で仕方ない。酒のドラッグ性は煙草よりも遥かに強いのに。

今回の事件も15歳少年の親への取材を始め、同乗女性の親、19歳男性の親への取材を行い、家庭での親子問題を徹底して掘り下げることが最も重要と考える。親の監督責任を追求すること、何かと邪魔になる人権擁護団体など無視していい。

|

« 敗戦後60年 | トップページ | ある流行歌手の死 »

コメント

こんにちは。 X子です。

酒気帯びドライバーはほんとひどいですよね。
わたくしが一番注意しているのが、トラック運転手ですかね。
高速で大事故となると必ず原因はトラック運転手の酒気帯びや居眠りですから。
しかも、加害者のドライバーが生き残って、被害者が亡くなるケースが多くて救われないです。大体にして、日本は刑が軽すぎますよ。

自動車ではないですが、わたくしは自転車乗りに腹立つことが多いです。
この記事とはちょっと違うかもしれませんが、自転車に関する記事をトラックバックさせてもらいますね。

投稿: X子 | 2005年8月17日 (水) 02時40分

ペケ子さん、あらためてトラクバック有り難うございます。
お話の前に訂正をする必要があります。
さし上げた8/13日のコメントの中で私の年齢で首を傾げることになったと思います。
成長期を第一次大戦に身を置いた世代・・・と書きましたが、とんでもないことを書いたものです。1914〜1917年の大戦時に生まれただけでも91歳〜88歳の筈、成長期であるならば100歳前後になっていますね。
そうです、第二次世界大戦です。失礼しました。

私も高齢ドライバーですから、自分で気付かない迷惑を掛けているかも知れないのですが、自覚できる段階ではノー・ミスです。

話を自転車に絞ってのことのようですから、続けますが、確かに老若男女、傍若無人です。

●道路を横切るのに片方だけを確認し、左右の注意を全くしない(特に女性に多い)。
●横切るのに最短ではなく、斜に走る。
●許されているとはいえ、歩道を我が物顔で走りとおる。
●左側通行を無視するからちょっと狭い道になると自転車同士のすれ違いが大きく脹らんで、自動車の前まで平気で出て来る。
●特に若者に多いが、二列三列になって喋りながら走る。
●夜道の無灯火が多い。
●女性が子供を前後に乗せての買い物。
●片手で携帯電話を掛けながら走る。
●エトセトラです。
●そうです、忘れてならない酒のみ運転です。怖い!の一言です。

投稿: 小言こうべい | 2005年8月17日 (水) 19時05分

こんにちわ。 X子です。

まず先にお詫びがございます。
こうべいさんからいただいたコメントなんですが、こちらの手違いで削除してしまいました。
わたくしのお返しのコメントも一緒にです。
せっかくいただいたのに本当に申し訳ございませんでした。m(_ _)m
ちょうどサイトをいろいろイジっていた時だったので、こちらの不注意でした。
ただ、コメントの内容自体はメールの方で読ませていただきました。
この場をお借りして、お詫びとお返しのコメントさせていただきますね。

ハリウッド映画についての手厳しいご意見でした。人の価値観というのは千差万別で、生まれた世代や育った環境、教育などで違うので何が良い悪いというのは一概には言えないと思います。
ただ、これはフィクションだからと醒めて見れる人ほど、本当は現実と虚構の堺がわかっていないのではないかと思うときがあります。
個人的な意見ですが、とことん現実社会を生きていないとフィクションだと認識できないのじゃないでしょうか?

本筋に戻しますが、こうべいさんは免許をお持ちなんですね。
ニュースで最近は高齢ドライバーの事故が多くなってきいるそうです。
自分は大丈夫と思っていても、確実に集中力や、視野が狭くなるのだそうです。
ケガなどされないようにお気をつけ下さいね。(´v`)

自転車で危ないと言えば、携帯がありましたね。若い子に多いですよね。
あと、子供を乗せてる母親も、こぎ始めの時ハンドルが大きくフラフラするんですよね。
怖いです。(;´д`)

投稿: X子 | 2005年8月30日 (火) 16時30分

日本の役所でも警察でも、町内でも反省会と称して一杯飲むとゆう習慣があります。酒を飲まない人には関心がないのですが、飲む人はチャンスと感じる人が多いと思います。現在は皆通勤に車を使います。そして以外と犯罪の意識が欠けています、この習慣は特に公職についている人は帰宅途中で飲むのはやめて頂きたい、毎日取り締まりを強化しても効果が上がらないのは何故か罰則を強化するしか無いのでしょう。以前目にしたことですが長距離トラックのドライバーがSAエリヤで仮眠中にほとんど飲んでいますで明け方都内の
配達に出るようですSA内で検査するのは如何でしょう。

投稿: hayashi | 2006年10月21日 (土) 12時23分

hayashiさま コメントありがとうございます
酒に関する記事はたくさん書いてきました。読んでいただいたのは昨年の7月のものですが、その後もずっと(今月に入っても関連記事を何回か)書いています。お時間が許せばお目通し下されば幸いです。

本当に飲酒運転は許すことのできない罪悪ですね。古くからの日本の風土がそのようにさせるのでしょうが、危険な薬物にも劣らない飲み物であることを理解して欲しいものです。

投稿: 小言こうべい | 2006年10月21日 (土) 15時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 酒のみ運転:

» No.016 そこの自転車、なにやってんの!!② [snook.]
今回は、真面目に危険な自転車乗りについて書きたい。 最近の自転車乗りはマナーが悪すぎる。 基本的に自転車というのはバイクや自動車と同じで、車両とされている。 本 [続きを読む]

受信: 2005年8月17日 (水) 02時41分

« 敗戦後60年 | トップページ | ある流行歌手の死 »