大人の暴走族
毎日新聞(7/14)夕刊 “大人の暴走族”34県に200以上 とある。
何のことか分らないで読んでみた。若い頃世間を騒がせていたちょっとばかり頭の足りない連中が、歳を重ねても性根が治らず、自分達の後から続いて来る同じくちょっとばかり頭の足りない若い連中に、負けたくないとばかりに年代物の車を走らせて、おっさん連中がまたまた世間に迷惑を掛けようとしているらしい。どう考えても40歳〜50歳の年令で構成された集団だろう。云うなれば、ぽんこつ車に乗るぽんこつ小父さんだ。
彼等は妻や子から捨てられて家庭がなく、寂しさを紛らせるための行為なのだろうか。記事の中でも強化月間中、高知県警は約130台が参加した旧車会(80年代後半に製造されたオートバイや車なので)の集会で、交通違反をした7件5名を検挙。彼等に妻子がいてこれだけのバカがやれる筈がない。(というのは常識人の考えか)年を取ってもちっともお利口になれず、常識も持てず、社会のはみ出しもののままで生きて来たらしい。
毎年恒例行事のように都道府県の警察の取締が実行され、その様子はテレビや各種報道で知らされ、見せられるが、一向に実の上がらない結果にはいつも隔靴掻痒の思いで見ている。あれほどの傍若無人、もっと厳しい対応が何故出来ないのか、取締り車輌の直前を右往左往のじぐざぐ走行、挑発的な暴言、挙動。警察署を総動員しての取締も大山鳴動して鼠一匹の言葉どおり、集団の中からほんの数人が連行されるだけ。警察は最初からメディアに叩かれることに予防線を張って、「民主警察」が頭にあるのか至極暴走族にお優しくて“止まりなさい”を始め、“しなさい”言葉の丁寧語まで使用している。多額の税金を使い、人件費を消費しての捕り物なんだ。疑わしき行動ではなく、はっきりとした犯罪行為を実行している相手に丁寧語の必要などない。追い掛けて後ろから追突して転げさせるくらいのことはする方がいい。大怪我をしても、死亡しても自業自得だ。それは過激に過ぎると云うなら本当に抜本的な対策を考えるべきだ。どうしたら一網打尽が可能かをね。
ロートルの集団と未成年を中心とした集団。ロートル集団は自分で車輌を賄う手段はあるのだろうが、未成年集団の場合、誰が高価な車輌を買い与えるのか。全員自分で資金調達しているのだろうか?或いは盗んだものなのか?親が買って与えているとすると、何をか云わんやである。
持論から云えば、親の教育、躾けがなっていないからだが、これからそれらの矯正が可能だとしても、常識ある世界が実現されるまでには早くても一つの世代の交代する長い時間が必要だろう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント