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2005年7月24日 (日)

大リーグと日本プロ野球

巨人、大鵬、玉子焼き、と昭和37、8年から45、6年の当時、少年たちの心を占めていた大好きなものがあった。この言葉の意味は巨人が好き、という裏には巨人と拮抗する他球団との比較が存在するし、大鵬という強い関取には人気を二分した柏戸(後に二人は揃って横綱になり、柔と剛の代表としての関取)がおり、今ではカレーライスと答える子どもが多い食べ物の代表は当時玉子焼きであった。しかし、これはマスコミが作り上げたキャッチフレーズのようなものだから、巨人、大鵬、カレーライスでは語呂が悪いので玉子焼きにしたものだと思うが、確かに時代を掴んだ上手い文句だ。

それから40年以上を経過して、プロ野球の世界、相撲の世界はともに低迷期を迎えている。
プロ野球では少年たちの憧れの巨人の惨めな姿が連日写し出され、世を上げてその凋落ぶりを論(あげつら)っている。私は野球に関しては巨人など眼中にない往時の西鉄ファン、中西、豊田、関口、仰木(現オリックス監督)などなど。ただ、巨人でも個人的には早稲田実業から初々しく入団した王(現ソフトバンク監督)はずっと見守って来た。巨人が負ければ嬉しく、王の活躍だけを期待した。長嶋もいたが若い頃の彼は脳天を突き抜けるような甲高い声を発して喋り、人一倍パフォーマンスをして見せる私には肌の合わない人間だった。
その後西鉄がなくなり贔屓のチームはなくなった。ただそれでも巨人が負ければ嬉しくて、通勤電車の中ではページを大きく広げて読んだりする嫌な人間だった。

後になって手の届かないと思われていたアメリカ大リーグを睨む選手が出て来て野茂がその先便を切った。

一方相撲界では数年前のことに過ぎないが、貴乃花、若の花の兄弟横綱が現役の頃までは、連日の満員御礼が出て現在のような低迷の心配はないかのように見えていた。しかし、これも一時危機を危ぶまれたこともあった。外国人の入門が増え、恵まれた体躯でめきめきと上位にのぼり、最高位が取り沙汰される頃には日本古来の国技ゆえに外国人の横綱は如何?との声まで出、今に横綱が全員外国人になるのでは?との笑い話のような話しさえ囁かれた時代もあった。そのために、直後に生まれた日本人横綱貴乃花、若の花の兄弟横綱の誕生は挙って喜ばれ、それは嵩じて入門時から醜名(しこな)を呼ばず、兄を“お兄ちゃん”と呼ぶ阿呆な習慣を生み、二人が相撲界を去り、父(親方)の死を境にして元に戻らない亀裂が表面化した今になってメディアも二人の険悪な仲に、流石に自分達が拵えた“お兄ちゃん”は使いづらくなって“花田勝”を使用している。だが今日は相撲界のことは一先ず置いて次に進む。

プロ野球界の沈滞に関して日頃考えていることを一つ、二つ述べて見たい。先ず、
毎朝家庭に届けられる新聞記事(スポーツ記事に限る)に目を通して気がつくことの一つ。何故だか日本国内のプロ野球に関する記事よりも、海の向こうの大リーグにいる日本人選手が大きく取り上げられていること。国内選手の活躍はモノクロ写真でも海の向こうの人間がカラー写真の場合がしばしばあること。
戦後真っ先に日本を飛び出したピッチャーの野茂が大リーグ入りを希望した当時、日本の殆どのマスメディア、野球評論家、プロの先輩たちは大リーグのレベルを野茂ごときが行ってもどうにもならない世界と読んでいた。ことろが豈図らんや、であった。目覚ましい働きが日本に舞い込むと、「俺はやると思っていた」「やはりな、彼奴はやると思っていたよ」と先見の明を競う恥知らずの輩が陸続と現れることになった。

次に、彼がいなければイチローも松井もどうなっていたか解らない。そんなことはどうでもよい。彼等は皆日本の野球界を捨てて飛び出した男たち、どう活躍しようが日本の野球界には何も足しにならない。第一彼らは日本のために野球をしているのじゃない。日本でもセ・パを通して投手なら10勝以上、野手なら打率10傑、ホームラン10傑、打点10傑に仲間入りしていれば誰が行っても通用する。さして変わらないレベルを過大評価し、契約金に羨望する。そう云った選手を新聞が、テレビが、紙面を割き、時間を割く。日本を捨てて去った選手の後を未練がましく追い掛けるのはいい加減止せばいい。たまに打ったホームランを打った打ったとNHKはスポーツニュースでもない時事ニュースで流す。日本の野球を蔑(ないがし)ろにするのもいい加減にしろ!新聞、テレビのこんな取扱いに日本の球界はものを云う必要を感じていないのか。マスメディアそれ自体が自ら日本のプロ野球界を沈滞させる原因を作っているのに。

巨人の沈滞にはまた、他の原因がある。巨人の主軸に生え抜きがいない。他球団から金が目当てで集まった連中で作られた集団だ。口で“男意気に感じて”“飛んでもない金なんて”とは云っても日本ハムに行った新庄のように“指名があれば契約金なんか問題じゃない”と真っ先に名乗りを上げた球団に飛び込み、生活の基盤さえ北海道に移したような真似は出来まい。

今年のオールスター、巨人からはたった一人、耳にピアスの選手が選ばれたが、彼は西武の出、巨人には他に広島、近鉄、ダイエー、以前にはヤクルトなど、誰がバッターボックスに立っても巨人の選手には見えないのが実体。ピッチャーの工藤などは未だに西武の印象が強い。いくら巨人のユニホームを着たからって心底それまで敵であった選手を好きになれるか、しかし、巨人のファンだけには味方に見えるのだろう凄まじい応援をする。特に今年は藁をも掴みたい心境か。昨日の敵は今日の友の心境なのだろう。しかし、どこの球団にもこういった友の加入はあるにも拘わらず何故巨人だけが嫌われる。誰もが思い当たるのが金。他の球団には他球団からの主軸を寄せ集めて数珠つなぎにするだけの金がないだけなのだが。

要は私に言わせれば、マスメディアの日本球界に関する取り上げ方に良くしようとする姿勢が見えないこと。これはどのスポーツでも言えるのだが、スポーツを取り上げるのじゃなくて人気スターだけを追い掛ける安易な諂(へつら)いがあること。或いは逆に情報の受け取り手を見下しているのか、のどちらかだ。


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コメント

愛媛県今治市波止浜169在住の中島大士(なかしまたいし)は暴走族今治連合に所属する暴走族です。
彼らは少女を車で拉致して暴行を加えては、写真を撮り、自分たちには関東連合がバックについていると言って脅します。
そして、被害者の周囲で執拗に暴走を繰り返し、恐怖を与えて口封じをし、再び暴行に現れます。
今治連合の暴走族中島大士に気を付けて下さい。

投稿: 連続婦女暴行魔 中島大士 | 2015年12月13日 (日) 23時21分

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