男の化粧
女の化粧を書いたから、今度は男の化粧を、・・・・と書いて、ああ、気持ち悪い。
男のする化粧は昔は歌舞伎役者か、その類いのものに限られていたように思う。ところが今では、それこそ普通に使われている言葉どおり普通の男たちが美容院に通い、眉を剃り、髪を染め、ガード下や河原の浮浪者も負けそうな汚らしい髪ぼうぼうの頭にし、化粧をする男までが多くいるらしい。あの髪型はなんだろう、女々しい男としか言いようのない髪型はどう見ても不潔窮まりない。男女ともに西洋コンプレックスで染めた髪の色は日本人の皮膚とは合わず、玉蜀黍のひげのよう。
今まで生きて来て見苦しいものの最右翼に歌舞伎の女形に指を折って来たが、(通は云う、女よりも女らしい、と。どんな目をしているのだろう。よく女が怒らないものだ。どんな醜女でも女形ほど醜い女はいないぞ!反論はあるだろう、玉三郎がいるぞ!って。しかし、所詮男だ。)反対に宝塚の男役もまた汚らしい。絶対に男ではないし、女でもない。男性の導入を検討するべきだ。もともとは温泉客への娯楽を目指して創業者はそこに劇場をつくったものだ。
本文に戻ろう。先の女の化粧で触れたが、札幌オリンピックでジャンパーの舟木が剃って一躍有名になった眉毛はその後、俺も俺もと世の男たちに流行し、今では女の昆虫の触覚の眉のように蔓延している。同じように今はアメリカで人気のオリックスにいた野球選手だが、アメリカに行く一年ほど前から子供顔を隠すために似合わないヒゲを伸ばし、醜いひげ面が日本の野球界に蔓延する切っ掛けを作って日本を捨てて去って行った。今日本の野球界はそのような醜くいひげ面と伸ばし放題の髪のオンパレードだ。加えてアメリカから渡って来た悪癖にチューインガムがあり、くちゃくちゃと咬みながらの打つ、走る、投げる、捕るだ。情けないことに耳にピアスの女々しいやつまで出て来た。テレビで野球を見るのもその汚らしさに耐えるだけの覚悟がいるし、面白さも半減する。
清清しい男よ、出て来てくれ。
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